2022 電子帳簿保存法

2022/11/16

EDI 参考資料

EDIの種類

  • 【1】個別EDI

取引先ごとに通信形式や識別コードなどのルールを決めて、それぞれの仕様に対応するのが「個別EDI」です。 手間がかかるため取引先を広げにい点がデメリットで、少数の取引先に限定されている場合に用いられます。 また、ルールの策定は発注企業が主導して進める場合が多く、受注企業は取引先ごとに形式などを変更する必要に迫られがちな点にも注意が必要です。

  • 【2】標準EDI

反対に、共通した形式やルール、フォーマットなどを決めて標準化しているのが「標準EDI」です。 最も多くの企業が利用しているEDI規格なので、複数の企業とやり取りしやすいことが特徴です。

  • 【3】業界VAN

特定の業界に特化している標準EDIのネットワークサービスが「業界VAN」です。 標準EDIの一種で、業界共通のコードが標準化されているので使いやすく、業界VANと接続することでVANを利用しているすべての取引先とつながることができます。 デメリットとして、業界VANを使用すると他の業界の企業と取引がしづらくなる点が挙げられます。

  • 【4】Web-EDI

Web-EDIとはインターネットを通じて行うEDIで、データ通信速度が速いのが特徴です。 インターネットEDIとも呼ばれます。 インターネットを活用したクラウド型のシステムが多く、 専用の設備を構築せずともWebブラウザを利用して簡単にEDIが利用できるため、近年は大半の企業がWeb-EDIを導入しています。 パソコンとインターネット環境があればすぐに導入することができ、費用も低コストです。

  • 【5】全銀EDI

全銀EDIは、企業間の振込時に振込元のさまざまな情報を受取企業に送信できるシステムのことです。 従来のEDIは添付できる情報量に制限がありましたが、全銀EDIはほぼ制限がなく、受取企業側の売掛金の消込作業などの事務作業も効率化できます。 振込時に詳細な情報を添付できるため、問合せ数の低減も期待できます

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